◆はじめに
──終わらない「アメリカの戦争」──
◆第一章 朝鮮戦争
──東西「代理戦争」時代の始まり──
●朝鮮戦争前史
●東西冷戦とアメリカの極東戦略
●北朝鮮軍の韓国侵攻計画
●開戦直後の米ソ両国の対応
●国連軍の反攻と中国義勇軍の参戦
●停戦と朝鮮半島の永続的分断
◆第二章 ベトナム戦争
──米軍史上最大の苦戦と敗北──
第一部 ベトナム戦争前史
●ベトナムの王朝時代とフランスの進出
●ベトナム革命勢力の誕生
●インドシナ戦争の勃発
●フランスのベトナムからの撤退
第二部 揺れ動く米軍の戦争目的
●ベトナムの分裂と東西冷戦
●南北ベトナムの対立と武力闘争の開始
●ケネディ暗殺とトンキン湾事件
●アメリカによる本格介入の始まり
●アメリカ政府首脳部の楽観と誤算
第三部 悪夢の敗北とその後遺症
●テト攻勢──共産勢力の大反攻
●国際的なベトナム反戦運動の広がり
●ニクソン訪中とベトナム和平交渉
●栄光なき帰還──米軍の撤退開始
●サイゴン陥落とベトナム戦争の終結
◆第三章 中米戦争(キューバ・グレナダ・パナマ)
──アメリカの「裏庭戦争」全史──
●中米紛争前史
●キューバ革命とカストロの決断
●キューバ危機──米ソ核戦争の瀬戸際
●ニカラグア内戦への干渉
●グレナダ侵攻作戦
●パナマ侵攻と麻薬戦争
◆第四章 湾岸戦争
──ベトナム後遺症からの脱却──
●湾岸戦争前史
●イラク軍のクウェート侵攻作戦
●「砂漠の盾」──多国籍軍の結成
●「砂漠の嵐」──イラク軍の壊滅
●「成功」か、それとも「失敗」か
◆第五章 国連活動(レバノン・ソマリア)
──「世界の警察官」が見た地獄──
●国連活動の理想と現実
●米軍レバノン派遣部隊の悲劇
●回復されなかった「ソマリアの希望」
●アメリカはなぜ国連活動で失敗したか
◆第六章 対テロ戦争(イラン・リビア・アフガニスタン)
──ソ連に代わる新たな「敵」の登場──
●イスラム革命の胎動
●新たな反米闘士・カダフィの登場
●イスラム過激派勢力との対決
◆第七章 イラク戦争
──「西側の盟主」から一国主義へ──
●ブッシュ政権のイラク攻撃への始動
●パウエル外交とラムズフェルドの戦争計画
●「イラクの自由」作戦の始まり
●バグダットの陥落とフセイン政権の崩壊
◆おわりに
──アメリカはいつまで戦争を続けるのか──
◆あとがき
◆付録
──歴代米国防長官・統合参謀本部議長一覧──